できれば要領良く、一発でキャリアコンサルタント実技論述論試験に合格したい
この記事では、私(Uchiga)の実体験をはじめ、キャリアコンサルタント実技試験のうち、「論述試験」に一発で合格するための効率的な勉強法についてご紹介しています。
「無駄な時間を使いたくない」、「効率的に勉強して合格したい」方におすすめの勉強法をお伝えします!
学科試験と違い、論述試験ではどのようなことが求められ、どのような対策をすればいいのか独学では判断することが難しいとお考えかもしれません…
けれども、論述試験の独学の事前対策は可能です!
記事の後半では、最短合格のために活用できるおすすめの参考書やKindle書籍をご紹介しています。
よかったら参考にしてくださいね。
キャリアコンサルタント実技試験について
1. キャリアコンサルタント試験とは
キャリアコンサルタント国家資格は、学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」としてようやく名乗ることができます。
この資格は更新制です。
キャリアコンサルタントは5年ごとに講習などを受けて更新を行うことで、最新の知識・技能を身につける必要があります。
「キャリアコンサルタント」がどんな仕事をするのか、養成講座の選び方については、次の記事でくわしくご紹介しているので、よかったら参考にしてくださいね!
学科試験は、特定非営利活動法人日本キャリア開発協会と特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会が共同で、同一日に共通問題で行います。
学科試験の勉強のやり方については、必要な時間など含め、次の記事で具体的に解説しています。
2. 受験の申し込みはどちらの団体でするか、実技試験のためにしっかり自分で判断して決める
学科試験は、同一日に共通問題で行います。
実技試験については、実施団体によって合格基準の傾向が異なりますので、ご自身が受験を予定されている団体の傾向に合った対策をされるのがベストです。
たとえば、「クライエントに寄り添う」、「経験代謝や解決策を導く方が良い」といったコンサルティングの上でのいろいろな傾向があります。
あなたが得意とされている面談(コンサルティング)方法で、合格をねらえる団体を選ばれることをおすすめします!
現在受講されているキャリアコンサルタント養成講座で、面談の傾向について質問してみてください。
実技(論述)試験の具体的な勉強法
国家資格キャリアコンサルタントの実技試験には、「論述試験」と「面接試験」があります。
実施団体の傾向にマッチした論述試験対策をすれば、確実に試験合格への道に近づきます!
残念ながら、面接試験については面接試験用の講習会やロープレ講座を受けないと、養成講座の練習だけでは不合格になる可能性が高いです…
さらに、企業の採用者としての面接や採用方法とは、この面接試験の採点方法は異なります!
「キャリアコンサルタント」として、クライエントに対する話し方や声のトーン、雰囲気は、採用者として優秀なこととは異なりますので注意が必要です。
先ほどお伝えしたとおり、実技試験のうち「論述試験」は、独学で対策が可能です。
第15回から出題形式が変更されましたが、実施団体から受験者に対し試験解答に求められている内容は、本質的には変わっていません。
実技試験は150満点で90点以上の得点が合格基準です。
「論述試験」で35点以上取れるような解答を作成できれば、もしも面接がうまくいかなくても、合格圏内に入れるので気持ち的に安心できますよ。
下の画像は、私(Uchiga)の特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)「国家資格キャリアコンサルタント試験」の結果通知です。
論述試験では40点を取ることができました!
参考までに、私(Uchiga)が受験した第13回の平均点は、論述34.5点、面接59.9点だったことをお伝えします。
受験料が高いので、一発で合格できるように、限られた時間の中で勉強方法とスケジュールを計画し合格を手に入れました!
効率的に時間を使いながら情報収集し、勉強したことが合格できた理由だと考えています。
私はフルタイムで働いていましたので、基本勉強できる時間は平日の朝と夜間、そして週末しかありませんでした。
フルタイムで仕事をしつつ、ときには月60時間程度の残業もこなし、週末にキャリアコンサルタント養成講座に通っていました。
ちょっとしたスキマ時間があれば、Amazon公式のKindle書籍(電子書籍)の問題集に取り組みました。
勉強に集中した後や、目が疲れてしまって読むことに集中できないときは、Amazon公式の本が聴けるアプリ「Audible(オーディブル)」を取り入れて、ながら作業をしながらも、キャリアコンサルティングに関する「聴く読書」で勉強で時間を有効活用してきたことも一発合格した理由だと考えています。
効率的に情報収集しながら学習に取り組めるので、アマゾンのKindle書籍と「聴く読書 Audible」を勉強に取り入れることをおすすめします!
登録すると無料で読める関連書籍もかなりの冊数あります。読み切れるのか心配になるほどです。
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(本記事の後半で、Amazon KindleやAudible(オーディブル)についてくわしくご紹介しています。よろしかったら参考にしてくださいね。)
私(Uchiga)は、日本キャリア開発協会(JCDA)受験したので、それをもとに解説をしていきます。
受験者が「論述試験」で問われていることは、ロールプレイングとほぼ同じだと考えられます。
書いて文章で表現するのか、声・表情・態度などで表現するかの違いです。
上記のように「ロールプレイングと同じ」と考えられている理由で、論述試験には決まった模範解答がありません。
実際のキャリアコンサルティングにも「正式な模範解答」はありませんので、論述試験にも、実施団体からの「正式な模範解答」がないのです。
論述試験の対策ポイントは、以下の4つです。
- キーワード(逐語録中のCLの言葉なども含む)を入れて書く
- 設問に対して、キーワードや逐語内容を入れ込めることができる文章の「型」を作っておく
- 指定された行数は、すべて埋められるようにする
- 時間内に解答を完成できるように、書く練習をしておく
1. キーワード(逐語録中のCLの言葉なども含む)を入れて書く
養成講座で大事だと学んだキーワードや、面談(コンサル)において重要だとされているキーワードを入れてください。
こういったキーワードを入れることが加点につながります。
ただし、「設問に関連あるキーワードを使う」ことが大切です。
以下は、キーワード例です。
- 自己理解不足
- 仕事理解不足
- 情報取集不足
- 思い込み
- 組織理解不足
- (〇〇との)コミュニケーション不足
- 中長期のキャリアプラン(視野)の不足
- 自己効力感の低下
2. 設問に対して、キーワードや逐語内容を入れ込めることができる文章の「型」を作っておく
自分が「この型だと文章を書きやすいな」と感じられる、自分なりの使い回せる「文章の型」を決めておくと、試験日がかなり楽です。
日本キャリア開発協会(JCDA)の論述試験のあとに、「時間が足りなかった」、「最後まで書く時間がなかったから、後半は適当に書いた」という受験者の声をよく耳にしました。
私が通っていた養成講座の受講者の方々も「時間が足りなかった…書きたいことが書けなかったから悔しい….」と話していました。
例えば、「以下のように根拠と問題点を指摘できるように「文章の型」を作ります。
- 「「〇〇の働き方がよくわからない」という発言から〇〇以外の働き方について理解不足であり、XXについて仕事理解不足が見受けられる。」
- 「~ことから、自己理解不足だと思われる。」
ただし、断言はしないで、「〜と思われる。」という表現などで書く方が無難です。
あくまで、自分の視点からの意見であるからです。
3. 指定された行数は、すべて埋められるようにする
1行に少なくとも40文字程度は書けるようにしてください。
試験実施団体は、解答にそれだけの文章量が必要だと考えているからこそ、指定行数を提示しています。
4. 時間内に解答を完成できるように、書く練習をしておく
先に述べましたが、「日本キャリア開発協会(JCDA)の論述試験は、時間との戦いだ!」という言葉を聞いたことはありませんか?
毎日パソコンを使って文書を作成しているため、実際に自分の手を使って文章を書くのは想像以上に疲れます!
実際の試験時間内に自分がどれだけ文字をかけるのか、ぜひ体験しておいてくださいね。
もし、十分な文字数を書けなかった場合は、書く練習すれば解決できます。
加えて、自分なりの文章の「型」を決めておくことでも時間の節約が可能です!
私(Uchiga)は、自分の文章の「型」を決めておいた上で、必要なキーワードを入れ込み、手で書く練習もしてきました。
そのおかげで、試験当日は論述試験でなんと見直しチェックのための十分な時間も取れました!
私事になりますが、面接当日はひどい風邪をひいており、咳が止まらずまともに話せない状態の中、面接を受け、無事に一発合格することができました。
面接試験当日に何かトラブルがあっても安心できるように、「論述試験」を効率的に、かつ十分な準備しておいて本当によかったです!
キャリアコンサルタント論述試験のおすすめ対策本 2選!
勉強できる時間は平日の朝と夜間、そして週末しかありませんでした。
残業もこなしながら、以下の参考書を使って、効率的にスキマ時間を勉強時間に変えながら勉強を続けました。
論述試験対策に有益で、おすすめしたい参考書は2冊あります。
国家資格キャリアコンサルタント実技(論述・面接)合格ガイド 公認心理師・1級キャリアコンサルティング技能士 内藤友子 (著)
第15回から論述の出題形式が変わりましたが、第16回までの過去問を参考に、時流(トレンド)にあった模擬問題が掲載されています。
論述の過去問題の他に、面接試験の口頭試問についての例もあるので、かなり役立ちますよ。
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国家資格キャリアコンサルタント 実技試験(面接・論述)実践テキスト
具体的に面接の練習問題が載っていて解答例についての解説があるため、ポイントがわかりやすくまとめられています。
ただし、人によっては本の後半部分に、やや指示的、示唆的に感じてしまう部分もあるようです。
キャリアコンサルタントとしてどのような態度で対応するべきか、ご自身でも「私ならこうするかも」と考えながら参考にしてください。
Amazon書籍はこちら→https://amzn.to/3vSrMVi
Amazon公式Kindle版ですと値段的に単行本よりお得に読めます。
さらに、スマートフォンを使ってKindle本を読めば、いつでもどこでもスキマ時間に勉強できますよ。
スキマ時間を有効活用する方法
「Kindle」電子書籍で効率的に勉強する
また、Amazon公式の「Kindle Unlimited」を使うと、キャリアコンサルタント試験に関係する他の書籍をかなりの冊数を読めます。
無料で読める本や雑誌、なんと洋書まであるので選択肢がかなり幅広く、200万冊以上から読みたい本を選べます!
どんな書籍が読めるのか、良かったら参考までにKindleの電子書籍をチェックしてみてくださいね。
いつでも好きなときに、Kindle Unlimitedのサービスをキャンセル(退会)できるので安心ですね。
参考までに、このサービスについてご紹介いたします。
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Audible版の本は、聴く前にサンプルをお試しで視聴できるので、その点でも安心できます。
まとめ:キャリアコンサルタント 実技試験のうち、論述試験は独学で合格できる
さいごに、今回の論述試験合格のためのポイントです。
- キーワードの整理
- 自分なりの文章の「型」を決める
- 指定された行数は、すべて埋められるようにする
- 時間内に必要な文字数を書けるようにトレーニング
私(Uchiga)は、試験日までに、おすすめした論述試験の対策本とともに、スキマ時間に書く練習を繰り返しながら準備をしたので、一発合格できました。
試験の勉強中は、くじけそうになる時もありますが、「期間限定で乗り切る」と割り切って勉強しましょう。合格できます!
応援しています!!