公務員は副業禁止
この記事では、「フルタイムの仕事」と「副業」のバランスをどのようにとっていけば、居心地よくやりたいことや、興味のあることをやっていけるのかについて書いています。
私(Uchiga)は、2020年春に9年間勤めた公務員を辞めて、その年の4月からフルタイムで国際交流・外国人支援団体で働いています。
ご存知かもしれませんが、公務員の副業は法的に禁止です。
ただし先進的な市役所では、NPOでのボランティア活動等の特定の副業のみ認められています。
私が勤務していた自治体は、残念ながら先進的な自治体ではなかったため、関心のあった資格の取得後も、これをやってみたいな、あれもやってみたいなと、行動する気持ちはありましたが「やってみたいこと」を実践できませんでいた。
自分が持っている資格や経歴の一覧
- 日本の教員養成の国立大学とイギリスのデザイン系大学を卒業
- イギリス在住12年
- ロンドンでファッションアパレルの会社でのショップ店長と
その会社のオリジナルブランドのテキスタイルデザイン担当 - 公務員(正規職員9年)
- 日本語教師
- 国家資格キャリアコンサルタント
- 中学校・高校の美術教員免許
- ファイナンシャルプランナー
- 多文化共生マネージャー
- 外国人のクライアントを含むキャリア・生活・行政・DVなど相談対応は600件以上
持っている資格と今までの経歴を使ってみる
現在は、
- 国際交流・外国人支援・外国人相談関係の団体でフルタイムで働きつつ、
- フリースクール(高校)で美術を教え、
- ボランティアで海外にルーツのある子どもたちに英語や日本語を教え、
- 外国人の方々を含め10代から60代の方々のキャリア相談をフリーランス行い、
- オンラインで日本語教師として活動しています。
予測できなかった状況で、どうやって副業をスタートしてみるか
転職した直後は、在宅勤務が始まってしまいました。
コロナ禍の状況の中、外国人対象の相談業務においては、コロナ関係の電話とメール相談が爆発的に増えました!
私が勤務先では、外国人の方々への相談に対応していますが、行政や病院で対応してもらえなかった日本人の方々からの相談の電話もよくかかってきました。
転職した当時は、特別定額給付金についての情報発信と、PCR検査に係るコールセンターとの通訳業務で多忙になり、効率的に副業生活をスタートできませんでした。
そんな状況で焦る気持ちを抑えつつ、思い描いていたことやアイデアを行動にすぐに移していけないもどかしさを感じつつも、できることからこつこつ始めました。
とにかく、少しでも動いていくこと、実際に、「自分が関心があることをやってみる」のが大切で、計画どおりのことが起こったり起こらなかったりするため、定期的に小さな目標や課題を再設定しなおしていました。
例えば、できることとして、オンラインで日本語を教え始めました。
自分の顧客となる層をリサーチをするため、最初の頃は、相場より安いレッスン料で授業を行いました。
また、これが重要なのですが、どんなお客様に自分自身が教えていて楽しいのか、楽しく教えられるクライアントさんに固定客になっていただくため、レッスン内容も考えては手直しし、新しいことを試していきました。
転職した年は、お給料をいただいているフルタイムの仕事をいかに効率化して結果を出せるか、これまたいろいろ試しつつ、「副業になりうること」をどれだけたくさん試していけるかにも力を注ぐ日々が続きました。
そんな中、8ヶ月ほど経過して、ふと気づいたことがありました。
私(Uchiga)自身が、「コントロールフリーク」のように、楽しいと感じることよりもやるべきこと、目標設定のために達成すべきことだけを中心に行動し始めていることでした。
公務員時代にやってみたいことだった『資格と経験を使った副業」をするために、やりたいことよりやらなければならないことに集中していたために、肉体的にもメンタル的にもやや疲れ始めていました。
「コントロールフリーク」は、英語では「Control freak」と言います。
心理学に関連したスラングで、自分の周囲のあらゆる物事がいかに処理されるかを、命令しようと試みる人物を示す用語です。
効率的に業務を遂行することは大事なのですが、「効率化」が目的化しそうになりそうでした。
「これじゃあ何のために転職したんだ!」と仕事との関わり方の軌道修正のために、転職した理由や、どうして今の仕事に転職したのか、その理由を改めてじっくり考えました。
その結果、私はやらなければならないことだけ毎日したいわけじゃない。楽しく感じられることを必ず毎日のスケジュールに入れることにしました。
それからは、仕事に効率的に取り組みつつも、楽しい気分にさせてくれることを必ず生活に織りまぜつつ、仕事と向き合うことに決めました。
- 時間(=効率的に生きること)ばかり心配しない
- 自分自身がいま、感じていることや楽しい気持ち、やりがいにも意識を向ける
- これらはマインドフルネスの考え方と通じるところもある
副業で、やりたいことを早く早く、たくさんやっていきたい想いと、自分自身の気持ちに向き合うこと、時間に追われない「自分が心地良くいられる時間の使い方のシステム化」を大事にしていくことにした結果、フルタイムの仕事と副業の程よいバランスに気づき始めました。
仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版
今回、仕事に追われない時間の使い方について役立つ本をご紹介いたします。
この本は、画期的なタイム・マネジメントの書としてイギリスでベストセラーになった「Do It Tomorrow」の翻訳版です。
読後に読者が手に入れるものは、目先の大量の仕事を片付ける「効率」、「生産性の高さ」だけではありません。「本当の仕事」をするためにはどんな方法があるかに気付けます。
「自分がやる!」とコミットした仕事に、最大限界の集中力で取り組み、毎日、仕事をやりきった達成感と充実感を得るためのガイドブックです。
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自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
多くの人がさまざまな異なる理由で、忙しすぎる生活を「避けられないもの」、「自分ががんばって乗り切るべきもの」として受け入れてしまっています。
でも、本当にそうなのでしょうか?
この多忙な生活を脱出する方法は、どこにも存在しないのでしょうか?
著者の「ちきりん」さんは、あまりに多くの人がそんな生活を当たり前のように受け入れ、本当にやりたいことを後回しにし、時には体や心を壊すまで頑張ってしまう現状を、とても普通のこととしては受け入れられないとこの書籍に書かれています。
この本では、ふたつの異なる視点から「自分の時間を取り戻すにはどうしたらいいのか?」という問題にアプローチされています。
個々人(ここじん)が直面する超多忙な生活からの脱出方法について考える視点と、今の社会で急速に進みつつある変化の本質に焦点を当てた視点です。
このふたつの視点をもって見ると、そこには共通する、ひとつの「答え」が浮かび上がってきます。詳しくはこの本をお読んでみてくださいね。
自分が「自分のために」理解すべきこと、身につけるべきスキルとは何なのかについてのヒントや気づきになるポイントがたくさん見つかりますよ。
「自分の時間を自分の手に取り戻し、やりたいことを少しでも多く実現できる「自分の人生」を謳歌できますように」と、著者のちきりんさんは心から願われています。
以上、よろしければ、ご紹介した本を手にとってみてくださいね。
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人それぞれ、時間に対する感じ方や時間に対する使い方も違います。
ご自身が、以前より楽に関しられたり、時間の使い方について良い本に出会っていただけると、とても嬉しいです。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご質問などありましたら、お気軽にご連絡くださいね。