「通信制高校」に通うと「人生終わり」か教えます!
この記事では、私(Uchiga)の実体験をはじめ、通信制高校に通う「メリット」と「デメリット」について書いています。
まず、結論からお伝えします。
「通信制高校」に通うと「人生終わり」なのか、というと、これは全くの間違い(デマ)です。
人生は続いていきますよ。
私(Uchiga)は、非常勤の美術教師としてフリースクールの高校で美術を教えています。また、通信制高校に通う外国にルーツのある高校生に日本語を教えています。
これまで、通信制高校やフリースクールに通ってから、大学進学する学生を数多く見てきました。
また、卒業後に就職する学生もいました。
私は実際にはお会いしていないですが、通信制高校に通っている間に身につけた資格やスキルで、起業する人もいるそうです。
ですから、通信制高校に通うだけで人生が終了すると判断するのは間違っています。
この記事では通信制高校に通うことが、事実として、デメリット(悪いこと)の方が少ない理由と、実際の通信制高校に通う学生の実情や大学受験資格などについて書いています。
「通信制高校」に興味のある人、保護者の方は、通信制高校について、情報収集していないからこそ、不安やモヤモヤした気持ちが強くあると思います。
この記事の内容を参考にしていただいて、よかったら通信制高校についてより詳しく情報収集してくださいね。
また、記事の最後で、通信制高校のおすすめの探し方をご紹介しています。
よかったら参考にしてください。
通信制高校とは?
高校には、通信制・全日制・定時制と3つの教育課程があります。
通信制高校とは、「通信教育で学習する高校」のことです。
登校回数などが全日制・定時制と異なりますが、卒業の際に得られる「高校卒業資格」は同じものとなります!
通信制高校の卒業後に進学しなかった場合の最終学歴は、”高校卒業”となります。
全日制や定時制との大きな違いは、「学年制ではなく単位制」、「毎日通学する必要がない」、「留年がない」という点などです。
共通していることは、「3年以上”在籍”していること」が卒業の条件になっている点です。
ここ数年、学習できるコースなども多様化してきて、通信制高校に進学する学生も増えてきました。
また、通信制高校は有名な芸能人にも選ばれています。
例えば、広瀬すずさん(女優)、King & Princeの神宮寺勇太さん(男性アイドル)は「あずさ第一高等学校」出身です。
「クラーク記念国際高等学校」出身者は、元AKB48の指原莉乃さんや、永野芽郁さん(女優)、北川景子さん(女優)、岡田将生さん(俳優)などがいらっしゃいます。
また、モデルのみちょぱさんは「N高等学校」出身です。
通信制高校では、スクーリングに毎日行わなくてもいいので、芸能活動との両立がしやすいから選ばれているのでしょう。通信制高校の中には「芸能コース」を用意しているところもあります。
ダンスや演技、ボイストレーニングの授業を受けられる上、「芸能コース」のカリキュラム自体が芸能活動と両立しやすいものとなっています。
芸能人にも選ばれる通信制高校は、公立校や私立校も各地に設立されるようになり、進学希望者も増加しています。
2020年度は206,948名と初めて20万名を超えました。
(この生徒数は、各年度の5月1日現在の在籍生徒数となっています。)
通信制高校の生徒数推移(※文部科学省「学校基本調査」より作成)
年度 |
合計数(名) | 男子(名) | 女子(名) |
---|---|---|---|
2020年度 | 206,948 | 105,833 | 101,115 |
2019年度 | 197,779 | 102,014 | 95,765 |
2018年度 | 186,502 | 97,307 | 89,195 |
2017年度 | 182,515 | 96,403 | 86,112 |
2020年度は公立通信制高校に55,427名、私立通信制高校に151,521名の生徒が在籍しています。公私比率は、3対7程度です。
スクーリング日数の減少や、オンラインの導入でサポート体制も劇的に変化していますし、少子化の状況でも通信制高校を選択している人が増え続けている理由の一つに「価値観の多様化」も関係しているかもしれませんね。
通信制高校のメリット
通信制高校に通うメリットを下の表にまとめました。
- 「卒業資格」は全日制高校と同じ
- 大学進学に強い通信制高校がある
- 通信制高校の資格取得コースは、むしろ就職に有利
- 自由になる時間が多く、趣味や仕事などと学校を両立できる
- 自分のペースで学習を進められる
1. 「卒業資格」は全日制高校と同じ
通信制高校で卒業単位を取得すると、一般の高校と同様に高校卒業が認められます。高校卒業の資格を取得した以上、就職や大学進学についても支障はありません!
大学受験や求人応募の際に、履歴書等へ通信制高校の旨を記載する必要はありません。
AO入試や推薦枠の受験も可能です!
もし、面接等で高校時代の活動状況に関する質問をされたとき、通信制高校卒業であることは伝えなければならないかもしれません。けれども、「通信制高校を卒業」したことが採用や合格に大きく影響を与えたという事例はありません。
2. 大学進学に強い通信制高校がある
大学進学を目標に掲げている通信制高校が存在します。
いくつかの学校では、いわゆる難関大学にも進学実績があります。
大学進学してみたいという人は、大学進学を掲げている学校を中心に情報収集しましょう。
3. 通信制高校の資格取得コースは、むしろ就職に有利
通信制高校のコースには、むしろ全日制の高校に通うよりも就職しやすいケースがあります。
通信制高校もどんどん多様化してきています。
通信制高校によっては、普通科だけでなく、私立の通信制高校などで保育士や看護師をはじめ、調理師・トリマー・美容師など特定の資格取得を目指すコースも設立されています。
IT技術の発達に合わせて、需要の多いシステムエンジニアやプログラマーの育成コースを設定する通信制高校も現れました。
こうした専門的スキルを身につけられるコースは、卒業後の進学や就職に生かせるので、特に人気があります。
すでに将来の夢が決まっていたり、好きなことややりたいことがあるなら、興味のある資格取得コースや専門的なコースを選んでみるのもいいですよ。
記事後半に通信制高校の情報収集の方法について書いてありますので、参考にしてくださいね。
4. 自由になる時間が多く、趣味や仕事などと学校を両立できる
自分でカリキュラムを自由に組むことができるので、アルバイトをしながら自分で学費を稼いだり、大学受験の勉強ができます。
「卒業資格」が一般的な高校と変わらないので、社会人になってから高校卒業資格を得るために通信制高校に通っている人もいます。私(Uchiga)が日本語を教えている高校生もアルバイトを週5回しながら、通信制高校に通っています。
自分の自由になる時間があるので、在学中に自分の好きなことや、やりたいことを探してみるのもいいですね。
5. 自分のペースで学習を進められる
通信制高校は単位制です。また、1年間で学習する量は決められていません。
学年制の高校のように、3年、4年という期限はなく、最終的に取得単位数や在籍日数などの卒業要件を満たせば卒業することができます。
通信制高校を利用する学生の中には、校則や生活指導のない塾や予備校の通学コースを選ぶ人もいます。
大学受験に関する情報は塾や予備校から入手できますし、模試や講習も受けられるため、受験準備に心配はありません!
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通信制高校のデメリット
下の表に、通信制高校のデメリットをまとめてみました。
- 気を抜くとだらけてしまう
- 学生同士の交流が少ない
- 場合によっては、学習内容がやさしすぎる
1. 気を抜くとだらけてしまう
全日制の高校は、ある程度、学校に勉強法や生活習慣を管理されます。成績が悪くなったり、生活態度が悪いと、担任の教師などに注意されます。
けれども、通信制高校では、どのようなペースで学習をしていくのかを自分で決めなくてはいけません。また、自分で決めた予定どおりに学習を進められるように、自分で管理していくことになります。
ただし、公立と比べると、私立の通信制高校はサポート体制が充実しています。通学の多いコースを選べば、学校で学習の進行具合をチェックしてもらえます!
それ以外にも、各学校では、例えば、一人ひとりのレベルにあわせて担任の教師が個別指導したり、カウンセリングとメンタルサポートも行う学校もあったりと、さまざまな多様な方法で学生をサポートしています!
通信制高校では、いろいろな事情で一般の高校をリタイアしたり、発達障害などを抱えたりする学生の対応も行えるように、体制を整備しています。
2. 学生同士の交流が少ない
通信制高校は、毎日通学せずに卒業できます。そのため、生徒同士の交流機会は、全日制高校と比較すると少なくなります。
しかし、学校行事を豊富に用意している通信制高校やサポート校もあります。遠足や文化祭、体育祭などで学生同士が交流する機会もあります。また、部活動が活発な通信制高校もありますよ。
そのほかに、通学コースを週3日制や週5日制を選択することで、知り合いも増えて、お互いに交流する機会を持てるようになります。
3. 場合によっては、学習内容がやさしすぎる
通信制高校の学習内容は、全日制高校と比べると、かなりやさしくなっています。
これは通信制高校が、学校にあまり通えなかったりして、学力が不足している人も受け入れているからです。 そのため、事前に情報収集して通信制高校を選ばなかった場合、大学進学を目標にしている人には、学習内容が物足りない可能性があります。
ただし、多くの通信制高校やサポート校では、大学進学を目指す人に向けて、オプションで進学コースを用意しています。
同じ進学コースでも学校ごとに特色がありますので、どの通信制高校が自分に合うのか比較してくださいね。記事後半でも通信制高校の資料請求の方法についてご紹介しています。
まとめ:自分に合っている通信制高校を選ぶ方法
今回の記事からもわかるように、学校に毎日通学せずとも通信制高校を卒業できますし、就職もできます!大学にも進学できます。
まずは、通学圏内にある通信制高校の学校資料を無料で取り寄せて、説明会情報や入学願書を手に入れましょう!
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受験にあたっては説明会参加が必須という学校もあります。
気持ち的に焦らないために、入学願書は今すぐ取り寄せて確認されてくださいね。応援しています!
学校の資料を確認した上で、どの通信制高校が自分に合っているかを判断するために、「オープンスクール」や「体験入学」などの機会を利用したり、説明会や個別相談会に行ってみましょう。
通信制高校でも文化祭などのイベントを企画しているところがあるので、見学に行けば学校の雰囲気がわかります。
このほかに、学校の担当者が、入学希望者の自宅へ赴き、説明を行っている通信制高校もあります。
通信制高校は、新入生のためにこうしたイベントを開催してさまざまな学生の受け入れを進めていますよ。
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以上、この記事では、通信制高校のメリットデメリットについてご紹介しました。
通信制高校に通うことは、絶対に「人生終わり」ではありません!
よかったら、気になる通信制高校の学校資料をチェックして、人生を楽しくしていける進学先の1つに入れてみてくださいね!
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
それでは、ご質問などありましたら、お気軽にご連絡くださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。